環境科学研究科の大学院入試は 「人文・社会科学系群」、 「環境・地理群」、 「エネルギー環境群」、 「化学・バイオ群」、 「マテリアル群」そして 「環境総合群」 の6つの入試群から受験することができます。
研究室により、受け入れる入試群が異なるので、充分に注意してください。
また、大学院教育は研究と密接に結びついています。
「環境総合群」で受験する場合には、事前に配属希望研究室の担当教員に相談して下さい。
事前相談により、より的確な進路が定まることでしょう。連絡先は各研究室のホームページに記載されています。
なお、各研究室は「基幹講座」、「協力講座」、「連携講座」、「寄附講座」のいずれかに所属していますが、
入学後は講座の種類によらず本研究科の目標に沿った教育・研究がなされます。
不明な点は遠慮なく環境科学研究科教務係にお問い合わせ下さい。
1. 人文・社会科学系群
概要
人文・社会科学群は、先進社会環境学専攻または先端環境創成学専攻の「文化環境学コース」に属し、人文・社会科学系の専門分野の研究を行うことを目的とする学生を対象とする入試群です。 この入試群では、政治学・経済学・思想史・歴史学・民俗学・人類学・言語学・文学などの視点から、環境問題や人と環境の関わりを考察・解明します。
過去の入試問題
東北アジア地域社会論講座,東北アジア地域文化論講座について
分野名 | 専攻 |
---|---|
環境・都市エネルギー学 | 先進 |
環境社会動態学 | |
環境・エネルギー経済学 | |
産業エコロジー |
試験内容について 入試における日本語能力試験成績の利用
人文・社会科学系群では、平成25年度実施の入学試験(平成26年4月入学)から、
日本語の能力に関しては日本語能力試験の成績(N1レベルあるいは旧試験での1級レベルを要求)で評価しています。
人文・社会科学系群の入学試験(外国人留学生等特別選抜)では、
試験当日の試験会場での外国語(日本語)の試験は行わず、
国際交流基金と日本国際教育支援協会が実施する日本語能力試験の成績(N1レベルあるいは旧試験での1級レベルを要求)で日本語能力の評価を行います。
出願期間は6月~7月中旬を、また、試験日は8月中旬~下旬を予定していますので、人文・社会科学系群に出願希望の方は、受験準備をお願いいたします。
なお、人文・社会科学系群入学試験の詳細については必ず募集要項と、環境科学研究科のホームページ、
日本語能力試験のホームページを確認してください。
日本語能力試験は、日本以外の場所でも受験は可能です。
2. 環境・地理群
概要
主として自然地理学・人文地理学・地球物理学・土木工学等の分野における卒業・修了(見込)者を対象とする入試群です。 志願者は上記4分野のいずれかにおいて基礎的な学力を備えていることに加え、他分野に対する関心も有していることが望まれます。 入学後は先端環境創成学専攻の「文化環境学コース」に属します。
分野名 | 専攻 |
---|---|
環境地理学 | 先端 文化環境学コース |
地球システム計測学 | |
水資源システム学 | |
地球環境変動学 |
3. エネルギー環境群
概要
機械系、地球系、物質系、化学系、生物系など、理工学の幅広い研究領域に対応している入試群です。選択可能な研究分野は先進社会環境学専攻に属しています。 配属を希望する研究分野の研究内容や方向性については十分に理解しておく必要があります。 特に、他大学や他学部の卒業・修了者、博士課程後期への進学希望者は、入学後の研究計画などについて指導を希望する教員と事前に十分な打合せをすることが必要です。
過去の入試問題
前期2年の課程のキーワード及び参考書(基礎科目及び専門科目)
分野名 | 専攻 |
---|---|
環境複合材料創成科学 | 先進 |
環境素材設計学 | |
環境修復生態学 | |
地球物質・エネルギー学(岡本研) | |
地球物質・エネルギー学(森谷研) | |
地球開発環境学 | |
資源循環・環境応用学 | |
分散エネルギーシステム学 | |
エネルギー資源リスク評価学 | |
環境共生機能学 | |
国際エネルギー資源学 |
分野名 | 専攻 |
---|---|
機能性粉体プロセス学 | 先進 |
地殻エネルギー抽出学 | |
金属資源循環システム学 | |
エネルギー・環境材料創製学 | |
高温材料物理化学 | |
環境政策・影響評価学 | |
環境プロセス学 | |
環境政策実装学 | |
硬質材料環境調和設計学 | |
環境リスク評価学 |
試験内容について
令和7年度に実施の入学試験より博士課程前期2年の課程の試験科目について変更します。
4. 化学・バイオ群
概要
化学、生化学、化学工学を基盤学問領域としており、主として化学・生化学・応用化学・化学工学系学部ないしは本学化学・バイオ系の卒業者(見込者)を対象とする入試群です。 入学後の配属分野は、全て先端環境創成学専攻の「応用環境化学コース」に属します。
試験内容について
令和6年度に実施の入学試験より試験内容について変更します。
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5. マテリアル群
概要
材料反応工学、素材プロセス工学、エコマテリアル工学、耐熱材料学、材料分析学、環境材料物性学、材料表面科学等を基盤学問領域としており、主として材料科学・工学系学部ないしは本学マテリアル開発系学科の卒業者(見込者)を対象とする入試群です。 入学後の配属分野は、全て先端環境創成学専攻の「材料環境学コース」に属します。
分野名 | 専攻 |
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資源利用プロセス学 | 先端 材料環境学コース |
複合材料設計学 | |
環境材料表面科学 |
分野名 | 専攻 |
---|---|
環境材料分析学 | 先端 材料環境学コース |
水素機能システム材料学 | |
環境適合材料創製学 |
6. 環境総合群
概要
志願者の学部教育履歴が上述の入試群やその入試科目に充分に適合しない場合に対して設置されている入試群です。
たとえば,文系学部から理系の研究室(分野)を志望する場合,あるいはその逆の場合,また理系であっても,
電気系学科や地球科学系学科の卒業者(見込者)が材料系研究室(分野)を志望する場合,農学系学部卒業者がエネルギー環境群に属する研究室(分野)を志望する場合,
さらに文系においても,経済学系学部卒業者が歴史学系の研究室(分野)を志望する場合などが該当します。
ただし,入学後の教育に支障があると判断される場合には,この入試群からの受け入れを行わない場合がありますので,
本入試群での受験を希望する志願者は,事前に志望する研究室(分野)に問い合わせて下さい。
試験科目は,志願者の学部教育履歴を考慮しますが,全ての学部教育には対応していませんので,内容については,事前に志望する研究室(分野)に尋ねることが必須です。
学生募集は博士課程前期2年の課程にて行います。
お問い合わせ先
国立大学法人東北大学 大学院環境科学研究科 教務係
〒980-8572 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
022-752-2235