東北大学大学院環境科学研究科

東北大学大学院環境科学研究科

修了生の声

環境科学研究科は、学内からの進学者のほか、他大学や高等専門学校からの意欲ある入学者・編入学者や社会人ドクターを積極的に受け入れています。 東北大学大学院環境科学研究科で我々の未来と地球環境を一緒に考え、行動していきましょう。

環境問題解決に向けた最先端の研究に触れる

安達若菜 さん 東北大学工学部出身 吉岡研究室 2022年度 M2

カンボジアにボランティアに行った際、環境問題の深刻さを実感しました。将来は持続可能な社会に向けて環境問題の解決に携わりたいと考え、環境科学研究科に進学しました。

私は今、混合プラスチックのケミカルリサイクルについて研究しています。現在プラスチックの大半は焼却され、資源循環ができていません。そこでカーボンニュートラル実現に向けたプラスチック処理方法として、熱分解により化学結合をコントロールし、化学原燃料を獲得する手法に着目しています。熱分解挙動を様々な視点から調べており、熱分解が持続可能な社会実現のための1つの解決策となることを期待しています。

環境科学研究科は文系理系を問わず幅広い分野にまたがっており、環境問題の解決に直接的に貢献する研究も多く行われています。講義等を通して環境問題をはじめとした環境科学に関する最先端の研究に多角的に触れることができます。環境問題に興味のある方、ぜひ環境科学研究科を考えてみてください。

幅広い専門分野で資源・エネルギー問題に挑む

横山幸司 さん 環境科学研究科博士課程後期3年の課程修了 博士(学術)

大学1年生のとき、東日本大震災で電気もガスも寸断された生活を経験し、私たちの暮らしがいかに資源・エネルギーに頼っているかを痛感しました。 私たちの暮らしにも直結する資源・エネルギーに関わる仕事がしたい―そう考えた私にとって、環境科学研究科はまさに理想の環境であり、志望しました。

私は、在学中から一貫して、太陽電池や燃料電池、蓄電池などのエネルギーデバイスの高性能化・長寿命化を実現する「材料」の研究を行っています。 研究の最先端にこだわりつつ、研究成果を社会に還元するための協業や連携といった横のつながりを構築しやすいのも、研究室間の垣根の低い環境科学研究科の強みです。

私にとっての環境科学研究科の最大の魅力は、そのバックグラウンドとなる専門分野の幅広さです。 講義や研究発表、研究科独自の交流会・イベントなど様々な場で、バラエティに富む先生方にご指導を頂きながら議論を深めることで、新たな知識を吸収し、斬新なアイデアを生み出すことができます。

お問い合わせ先

国立大学法人東北大学 大学院環境科学研究科 教務係
〒980-8572 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
022-752-2235