東北大学大学院環境科学研究科

東北大学大学院環境科学研究科

先端環境創成学専攻

東北アジア地域社会論講座 環境科学・政策学分野

担当教員

明日香 壽川 教授(東北アジア研究センター)

研究テーマ

  1. 気候変動、大気汚染、貿易、国際競争力、越境汚染などを考慮した場合の企業、国、地域、世界の環境エネルギー産業政策や排出量取引制度などの具体的な制度設計はどうあるべきか
  2. 国際漁業資源管理ガバナンスをどのように説明、評価し、政策的含意を導くのか
  3. 東アジアの越境環境外交をどのように推進し、科学的知見をどのように政策の策定に用いるべきなのか

研究内容

環境やエネルギー問題に係る国際交渉や国内政策における政策課題の評価や,政策決定過程を含めた諸要因を政策科学の観点から分析し,政策提言を行うことができるよう, 専門的な研究教育を行う。具体的な問題としては,地球温暖化および越境酸性雨,生物多様性,湿原保護,オゾン層破壊などの地球環境問題を中心に幅広く取り扱う。 具体的な分析対象と研究手法の例としては,
1.地球環境問題の解決のために必要不可欠な環境・エネルギー分野の国際協力のメカニズムを理論・実証の両面から解明し,東北アジア地域における当該協力を成功させるための教訓を導く;
2.合理的な環境政策を実施するための知的基盤として重要な科学的知見を国際交渉や国内の政策決定過程にインプットするための科学的方法論や制度構築の要件を,政策科学と科学技術社会学を融合したアプローチにより解明する;
3.個別に立案されている環境政策を統合するために,環境政策の現状評価と,統合化プロセスのメカニズムを理論・実証の両側面から解明していくと同時に,それらに基づいた政策提言を行う。

研究キーワード

気候変動政策,エネルギー政策,地球環境問題,大気汚染問題,国際漁業資源,ガバナンス,排出量取引,国際競争力,科学と政治,越境性大気汚染,捕鯨問題,政策科学

研究室ホームページ

http://www.cneas.tohoku.ac.jp/labs/environment/

連絡先

022-795-7557
asukacneas.tohoku.ac.jp