東北大学大学院環境科学研究科

東北大学大学院環境科学研究科

先端環境創成学専攻

東北アジア地域文化論講座 内陸アジア地域論分野

担当教員

岡 洋樹 教授(東北アジア研究センター)

研究テーマ

  1. 清代モンゴル遊牧民の社会構造・行政統治に関する研究
  2. 清代後期内モンゴル南部・東南部における民族接触と共生様態の研究
  3. 清代モンゴル社会における貴族と属民の社会関係の研究

研究内容

アジア内陸部は,広大な乾燥ステップ草原が展開し,夏季の乾燥と冬季の極寒という苛烈な自然環境を有する地域である。 社会環境の側面においては,歴史上遊牧民族の活動の舞台となり,南方の定住農耕民族との関わりなど,周辺地域に大きな影響を与えてきた。 温暖多湿な環境に恵まれた南方の農耕地域とは大きく異なる自然環境と独特の人文・社会環境を有している。 従来大陸内陸部地域は長らく社会主義圏に属していたこともあり,当該地域に関する認識と理解は不十分なのが現状である。 そこで本分野は,言語・文化の様態,異文化間関係の在り方,その歴史,住民の自然環境との関わりなど,内陸アジア地域の人文・社会環境に関する総合的知識を基礎として, 当該地域研究における人文・社会環境理解の意義を解明するとともに,主として言語学・歴史学の観点から,当該地域に関する専門的研究教育を実施する。

研究キーワード

遊牧社会史、農耕化、民族関係、社会統治構造、帝国統治の様態

研究室ホームページ

http://www2.cneas.tohoku.ac.jp/staff/oka.html

連絡先

022-795-6083
okahcneas.tohoku.ac.jp