2024/09/10
環境科学研究科 DOWAホールディングス寄附講座
開設20周年記念シンポジウム開催
東北大学 冨永総長
DOWAホールディングス 関口社長
環境科学研究科 吉岡研究科長
東北大学大学院環境科学研究科にDOWAホールディングス寄附講座(正式名称:環境資源循環学講座、以下、DOWA寄附講座)が開設されてから、今年で20周年を迎えました。
研究科発足(2003年)の早くも翌年に設置されたこのDOWA寄附講座は、民間企業が大学に設置した環境関連講座の草分け的な存在です。 実学尊重という東北大学の精神に基づき、資源をめぐる時代の要請に応じた研究分野の変遷を遂げながらも、 本学環境科学研究科とDOWAホールディングス(以下、DOWA)の両者は寄附講座運営という形で一貫して環境負荷の低減と循環型社会の構築に向けた研究および人材育成に取り組んできました。
このたび記念すべき20年の節目を迎えたことを受け、これを記念すると共に今後も変わらぬ連携に向けて、 9月4日に「東北大学大学院環境科学研究科DOWAホールディングス寄附講座開設20周年記念シンポジウム」を東京で開催いたしました。 シンポジウムでは、省庁やDOWAと関連の深い秋田大学からの来賓、関係者ならびに学生など合わせて90名近くが参加し、DOWA寄附講座の歴史を振り返りながら、 経済産業省の龍崎孝嗣様、環境省の角倉一郎様より、「サーキュラーエコノミー(資源循環型経済)」に向けた政府の取り組みについての招待講演を、 さらに、東北大学とDOWAの双方に関わりの深い本学名誉教授の中村崇先生、DOWAエコシステム顧問・東海大学副学長の細田衛士先生より「サーキュラーエコノミー」の重要性について、 国際的な観点を交えた特別公演をいただきました。
循環型社会実現のための鍵となりうる「サーキュラーエコノミー」の実現に向け、DOWA寄附講座では今後も研究と人材育成に取り組んで参ります。
【シンポジウム概要】
- 名 称
- 東北大学大学院環境科学研究科 DOWAホールディングス寄附講座 開設20周年記念シンポジウム
- 開催日
- 2024年9月4日(水)
- 場 所
- ホテル椿山荘東京
- 内 容
-
開会の辞
東北大学大学院 環境科学研究科長 吉岡 敏明主催式辞
東北大学 総長 冨永 悌二
DOWAホールディングス 代表取締役社長 関口 明講演:「寄附講座20年の歩み」
東北大学大学院 環境科学研究科長 吉岡 敏明講演:「日本の資源循環政策について」
経済産業省 脱炭素成長型経済構造移行推進審議官 兼 GXグループ長 龍崎 孝嗣講演:「資源循環に関する環境省の取組」
環境省 環境再生・資源循環局 次長 角倉 一郎講演:「金属素材から見た循環経済」
東北大学 名誉教授 中村 崇講演:「サーキュラーエコノミー~新しい資本主義とビジネス~」
DOWAエコシステム 顧問・東海大学 副学長 細田 衛士講演:環境プロセス学分野
「機能性材料を用いた環境浄化技術の開発」
東北大学大学院 環境科学研究科 教授 亀田 知人講演:環境政策実装学分野
「環境政策実装へ向けた資源循環研究」
東北大学大学院 環境科学研究科 准教授 齋藤 優子講演:環境政策・影響評価学分野
「鉱物資源サプライチェーンリスク最小化に向けたLCA研究の発展」
東北大学大学院 環境科学研究科 教授 松八重 一代閉会の辞
DOWAホールディングス 取締役 菅原 章
- 報道
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2024年9月5日付 日刊産業新聞(12ページ)
2024年9月5日付 鉄鋼新聞(4面)
2024年9月9日付 鉄鋼新聞(6面)