2022/11/01 岡本敦教授らのマントル炭酸塩化の研究,埼玉県立自然の博物館の「蛇紋岩展」で紹介

岡本教授(左)と 学芸員 小林まさ代様(右)


埼玉県立自然の博物館では、 2022年10月29日から2023年2月26日まで特別展として蛇紋岩展が開催されています。 蛇紋岩はマントルが水を吸った特殊な岩石で、CO2を吸収する能力が高いことからも、表層環境とのつながりも大きく注目されています。 この特別展の中で、岡本教授が埼玉県の三波川変成帯中の蛇紋岩の炭酸塩化とスロー地震の関係について行った研究と、 しんかい6500で小笠原海溝を調査して深海底のマントルにCO2が固定されていることを示した研究についてパネルで紹介されています。
- 関連論文
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Okamoto, A., Oyanagi, R., Yoshida, K. et al. Rupture of wet mantle wedge by self-promoting carbonation. Commun Earth Environ 2, 151 (2021).
Oyanagi, R., Okamoto, A., Satish-Kumar, M. et al. Hadal aragonite records venting of stagnant paleoseawater in the hydrated forearc mantle. Commun Earth Environ 2, 243 (2021).