東北アジア地域文化論講座 記憶社会動態論分野
担当教員

石井 弓 准教授
研究テーマ
- 中国人の戦争記憶研究
- アジアにおける戦争記憶の国際比較
- 中国農村コミュニティの多角的研究
- 中国‐ヨーロッパ交流史
研究内容
人は国家、宗教、民族など様々なグループに帰属して生きており、それぞれのグループが何らかの共通した過去の記憶を持っている。特に戦争や紛争はその集団に属する人々によって強く記憶され、集団のアイデンティティ形成に関わってきた。そうした記憶は個々の語り、教育、メディアによって伝えられるが、その受容のされ方は、人々が属するグループや社会環境に左右される。
本講座ではオーラルヒストリーをはじめとするフィールドワークに依拠しつつ、東アジアの歴史、社会、文化の相互作用と記憶の関係を研究する。テーマとして、集合的記憶や文化的記憶などの記憶論、トラウマの世代間継承、東アジアのコミュニティ論、地域社会の民俗論、中国やアジアの近現代史を取り上げ、領域横断的な研究を行う。多分野を融合させた幅広い研究手法を歓迎する。
研究キーワード
戦争記憶研究、中国地域研究、中国近現代史、オーラルヒストリー、中国農村コミュニティ研究、東西交流史
研究室ホームページ
http://www2.cneas.tohoku.ac.jp/staff/ishii_y.html
連絡先
yumi*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)