フィールドワーク(川崎エコタウン・パナソニック東京)
平成26年2月20-21日
環境リーダーセミナー(修士)および環境リーダー特別研修Ⅰ(博士)の一環として、神奈川県川崎市のエコタウンおよびパナソニック東京を視察しました。
パナソニックセンター東京/ Panasonic Center, Tokyo
尾沼広基さん(D2)
パナソニックセンター東京では、パナソニックの製品を通した持続可能なライフスタイルモデルの見学をした。
パナソニックのビジネススタイルは、時代の変化に敏感に反応し社会のニーズに応えている印象を感じた.持続可能な社会の実現へ向けた価値の提供を目指し、人々の生活のあらゆるところに入り込んでいこうとしている。既存の利便性を損なうことなく、むしろより快適な暮らしを提供する姿勢が素晴らしいと思った。
一般的には、企業の環境配慮行動は自社内における環境配慮行動に目を向けられがちである。しかし、パナソニックは自社努力のみならず、消費者への商品(エコなライフスタイル)の提供を通じてそれを実現しようという着想が優れていると思った。
サステイナビリティの脅威と考えられる、環境、災害、犯罪、教育、健康など、各要素に対するビジネスソリューションを打ち出そうとしていることに新しさを感じた。目指すべきゴールは同じであっても、研究とはまた異なるアプローチを見ることができ良い経験になった。
神奈川県川崎市 /Kawasaki Eco-town, Kanagawa
須藤裕太さん(M2 3月修了)
川崎市では川崎臨海地区を構成する企業が主体となって、地域への環境負荷をできるだけ削減し、環境と産業活動が調和した持続可能な社会を目指している。特徴として臨海部における高い企業集積と環境技術の蓄積を活かし、排出資源及び市内で発生する廃棄物を立地する企業間で循環し有効に活用することができる。また、川崎国際環境技術展を開き、これまでの川崎の環境への取組みや国内外の企業の有する優れた環境技術、生産工程に組み込まれた環境技術等の情報を川崎の地から広く国内外へ発信する。世界に誇れる環境技術・製品等を有する企業と国内外の企業等とのビジネスマッチングの場を提供することで、環境分野での産業交流、技術移転による国際貢献の推進を目的としている。川崎市では以前公害を経験し環境問題に対する思いは被害者を含む市民の間で高まったように感じる。