フィールドワーク(北九州・福岡・太宰府)
平成24年12月6-8日
環境リーダーセミナー(修士)および環境リーダー特別研修Ⅰ(博士)の一環として、12月6日より2泊3日で、福岡県でのフィールドワークを実施しました。
修士課程および博士課程の学生13名が参加し、福岡市及び北九州市の水道局を視察、また北九州市における次世代エネルギーの活用実証例を視察したほか、北九州市立大学のミニシンポジウムにおいて研究発表を行いました。
最終日には学問の神様で知られる太宰府天満宮を見学し、留学生にとっても日本文化に触れることのできる良い機会となったようです。
西坂 光さん(D1)
【北九州市エコタウンセンター】
北九州公害問題を発端として、リサイクル事業の発展を目的とした施設(北九州エコタウン)が設立された。日本の近代産業を支え、深刻な公害問題を乗り越えた北九州工業地帯・エコタウンにおける最先端の環境産業の振興、廃棄物の発生抑制、リサイクル技術の現地視察を行った。北九州エコタウン事業における環境政策の実効性は各地方自治体の連携力と密接に関係していることが分かった。例えば、蛍光管のリサイクルでは、技術的にリサイクルが可能であっても運営・管理経費の採算をとるためには、多くの蛍光管を回収するシステムが必要となる。北九州エコタウンでは、広域な蛍光管回収ネットワークを作っており、今後は各地方自治体と企業との連携を作っていくことが、北九州以外の地域でのリサイクルの進展の課題と言える。
【北九州市立大学】
2009 年から、北九州市立大学では大学院国際環境工学研究科において、文部科学省「戦略的水・資源循環リーダー育成」事業を開始した。この事業では、年間10名程度の留学生を博士前期課程と博士後期課程に受け入れ、課題解決に向け専門知識と技術を持つ「環境リーダー」を育成するプログラムを提供している。本研修では、北九州市立大学・大学院生とのシンポジウムに参加した。シンポジウムではタイ・バンコクにおける排熱低減やバングラディッシュ・ダッカの廃棄物リサイクルへの取り組みなど、アジアの各国が抱える問題と、それに対した北九州における公害対策を活かした取組の最前線を学び、議論を行った。
研修を通じては、とりわけ博士課程前期の学生の意欲の高さと豊富な専門知識に驚いた。水環境に関する専門知識と技術、そして強いリーダーシップなど、非常に広範囲かつ高度な内容を学ぶに当たり、アジア各国からの留学生の実体験を聞き、直接議論を交わしていることが、プログラム全体をより有意義なものにしていることが肌で感じられた。








