環境リーダーセミナー&フィールドワーク(長野)

平成23年7月29-31日

長野県でのセミナーおよびフィールドワークに、長期コース(修士)7名が参加しました。以下は学生によるレポートです。

フィールドワーク参加者:西坂 光さん(M2)

 私たち修士プログラム生7 名は、長野での環境リーダーセミナーを行いました。 本セミナーでは、信州大学にて、ビジネスと環境、外交と環境に関する講義を聴講、および議論を行いました。 また、フィールドワークとして、財団法人キープ協会のフォレストスクールから森林と環境、地域経済活性化と環境について、 東北地方との差異を考慮し議論しました。
 キープ協会の運営する農場では、森の中に入って、木の葉を良く観察する、食材を探すために周辺の植物を注意深く見るなど、 日常生活とは違った体験をすることができました。最近では「自然を守る」というフレーズを良く耳にしますが、 本物の「自然」は木の葉が一枚一枚少しずつ異なり、一見同じように見える植物群が、実に多種多様な種から構成されていることを肌で感じることができました。 現地スタッフの方の「森を守ろうと言うと子供や大人には分かってもらえない。しかし、” やまね” が棲む森を守ろうというと多くの人は理解してくれる」 というお話が印象的でした。やまねとはその森にすむ固有の動物の名前です。環境を守る、地球を守るということが広く浸透されるためには、 より多くの人の共感・実感を得られるような活動や表現をしなければいけないと強く思いました。




信州大学Michael Norton 教授の講義


キープ協会でのワークショップ

フィールドワーク参加者:Hongyu JIANGさん(M1 中国)

 7 月末、私たちは八ヶ岳山麓にあるキープ協会のフォレストスクールでフィールドワークの実学を行い、 人類と経済と環境についての講義を聴講した。以下はその要約である。
***** フィールドワーク *****
観察能力  将来の環境リーダーとして、自主的な行動力の養成、総合能力の向上、 そして関連知識を備えなければならない。能力を高めるのに重要なのは観察能力向上の訓練である。 自然の微妙な変化をしっかりと把握するのには、優れた観察力が不可欠である。 たとえば、熱帯雨林の観察を通して、植物相構成、野生動物のマイグレーションなどの変化を把握することが大切である。
五つの認知能力  周知の通り、人間は五つの感知能力、すなわち五感がある。 人間は通常この五つの手段を用いて、まったく知らないものを認知できる。 キープ協会の増田氏は自然を再認識することが大切だと話したが、葉の匂いを嗅いだり、葉の表面を触ったりして自然を再認識し、 自然の中にある材料をうまく利用すれば、まったく新しい世界を感じることができる。 このように私達は、キープ協会のプログラムを通して、忘れていたいろいろな体験をすることができた。
***** 講義 *****
 環境問題を解決するには、3 つの方法が挙げられる。規制の設定、技術革新、環境教育である。 この3つの中で、教育はすべての基本であり、環境教育は最も重要な要素である。 私たちは環境問題のない社会に憧れている。持続可能な社会、そして誰にとっても平和な社会、 人類の発展と自然環境を調和する社会。環境問題のない、より良い社会をどのように築くかという問題に直面する時、経済開発、 社会の進歩そして環境保全の3 つの相互協調と発展を求めることが重要な目標と考えられる。
 評論家より実践家が求められる現代社会において、これからは『グローバルな視点からの着目、ローカルな視点からの着手』というアプローチはとても重要である。