博士課程前期2年の課程
一般選抜試験では、各分野における専門的な研究を推進する上で欠かせない専門的知識、 論理的思考力とそれに基づく論述の能力を評価する筆記試験ならびに、総合科学としての環境科学への 共感と研究意欲・資質を評価する口述試験(あるいは口頭試問、面接。以下「口述試験等」)を行います。 選抜にあたっては、筆記試験を重視しながらも口述試験等の結果を含めた総合的な評価で選抜を行います。
推薦入学特別選抜試験、社会人特別選抜試験、外国人留学生等特別選抜試験、早期卒業制度による卒業者を対象とする 特別選抜試験ではそれぞれの特性にあわせて試験の内容に違いがありますが、選抜にあたって重視する諸点は一般選抜試験と同様です。 ただし、社会人特別選抜では口述試験等において社会人としての経験と専門的研究との関連性を、外国人留学生等特別選抜の 人文社会科学分野では各試験科目において研究上必要な日本語能力も評価します。
いずれの分野でも入学前に各専門分野の基礎とあわせて研究論文の執筆や議論のために必要な英語の能力を習得しておくことを希望します。
博士課程後期3年の課程
一般選抜試験では、専門分野における高度な専門的知識を確かめる筆記試験を行うこともありますが、特に口述試験等を通して 論理的思考力・先行研究に対する批判的な考察を踏まえた研究計画の確かさを総合的に評価し、これを重視した選抜を行います。
社会人特別選抜試験および外国人留学生等特別選抜試験でも同様に、必要に応じて筆記試験による専門的知識の有無を確認しつつ、 特に口述試験等において研究計画等を評価し、研究者として研究を遂行する高い意欲と使命感を重視した選抜を行います。
なお、いずれの分野でも入学前に各専門分野における高度な技術の習得と、研究発表や学術論文の執筆・出版に関する基礎的な知識・能力を身につけておくことを希望します。