水・地圏 縲恍n球の底力を生かす縲鰀

環境情報学分野
佐藤源之 教授

地中レーダを利用した地雷除去センサの開発

地中レーダを利用した地雷除去センサの開発  環境計測や防災・減災などを目的として電波科学を応用した衛星・航空機マイクロ波リモートセンシング(SAR)、地中レーダ(GPR)・電磁法などの開発と応用に取り組んでいます。
 2002年以来、地雷検知器であるALIS(エーリス)の開発を進めています。カンボジアなどの地雷被災国では、金属探知機が地雷除去に使用されています。しかし金属片が多数散乱する場所では、金属と地雷の見分けが付けられません。それを解決するために開発したのが、ハンドヘルド型
デュアルセンサであるALISです。これは、金属探知機とGPR信号の複合センサによる効率化と高い信頼性が特徴で、地中レーダ(GPR)によって形状も判定できます。2009年からカンボジアの実地雷原で稼動を開始
し、実績を積み上げています。地雷を除去することで、カンボジアの農業環境と生活環境の立て直しをめざすことが大きな目標です。

多彩に応用できる電波科学技術

多彩に応用できる電波科学技術  電波科学は、目的に応じて様々に利用することが可能です。例えば、地滑りや津波などで地中に埋没した災害被災者の捜索もその一つ。電磁誘導を利用する金属探知機と電波を利用する地中レーダ(GPR)を適切に組み合わせ、目標物の探索を実現しています。
 また、津波被害を受けた住宅の高台移転に伴い、必要とされている遺跡調査では、地中レーダを応用することで非開削ながら遺跡状況を判断することができ、効率のよい調査を可能としました。ほかにも、東日本大震災により損傷を受けた家屋や建造物の検査手法にも応用しています。在来工法による木造家屋の健全性評価には、コンクリート構造でよく利用される非破壊検査手法は適用できません。これに対して、電波は空気層を含む建材を透過することから、こうした目的に最も適している技術といえます。
 当研究室では、フィールドワークを中心とした研究を進めています。工学と環境科学の接点を探りながら、社会貢献につながる技術を開発していきたいと考えています。

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