在学生の声

プロフィール

佐藤 郁

環境科学研究科を選んだ理由は?

 進学について考え始めた高校時代から、漠然と「環境に関する勉強がしたい」という思いがありました。環境に関わる専攻は多岐にわたりますが、その中でも私は、農学部が最も身近に自然と触れ合えるのではないかと考え、農学部に進学、農業土木を専攻しました。学部での勉強や研究を進めていく中で、より幅広く環境の勉強や研究ができる機会を持つ大学院に進学したいと考えるようになりました。本学の環境科学研究科では、工学、理学、さらに文系の分野まであらゆる分野の先生方の講義を受けることができることを知りました。さらに、今後世界で活躍するには多国籍の学生達と、共に勉強し、議論する経験が重要であると考えました。多くの留学生がいる本学では、そのチャンスを得る機会が増えるのではないかと思い、本学の環境科学研究科の進学を決意しました。

現在どんな研究をしていますか?

 近年アジアではヒ素汚染された地下水を生活用水や飲用水として利用し、慢性ヒ素中毒の被害が報告されています。カンボジアのような熱帯モンスーン気候に属する国では、乾季・雨季の2季で降水量が大きく異なり、水不足に悩まされる乾季では井戸水の利用が頻繁になります。井戸の利用によって汲み上げられた地下水に含まれているヒ素は、下水道普及率の低いカンボジアでは地上に蓄積している恐れがあります。また、雨季には大河川メコン河が氾濫し、メコン河の氾濫によって地上に蓄積したヒ素が移動し、ホットスポットが作られ、このような場所で作られるコメは高濃度のヒ素を含む恐れがあります。私の研究では、数値シミュレーションを用いてメコン河の氾濫でヒ素がどのように移動し分布するのかを計算しています。さらに、カンボジアで実測を行うことで、より実現象に近いシミュレーションを行っています。

将来の夢や目標を教えてください。

 環境に配慮した、持続可能な社会づくりの実現を目指す仕事をすることが私の夢です。環境ビジネスは長い間日の目を見てきませんでしたが、環境科学研究科での勉強を通して、環境と調和する社会づくりが今後日本だけでなく世界中で必要になることを痛感しました。また、環境科学研究科のプログラムである、国際的に活躍する環境リーダーの育成を目指す「IELPプログラム」に参加してきたことで、これまで多くの留学生達と共に勉強し、今後の環境と社会のあるべき姿を議論してきました。IELPで培ったコミュニケーション能力を活かし、国際的に活躍できる人材になることが目標です。

今後、環境科学研究科を目指す方にメッセージをお願いします。

 環境科学研究科の「学門の幅の広さ」と「国際的な視点を持つ場の豊富さ」は、私が環境科学研究科に進学する動機であり、進学後にも強く感じた本学科ならではの魅力です。このような機会を得ることができるのは、貴重なことであり、今後社会に出るうえで重要なことであると感じています。また、IELPプログラムをはじめとした、英語で行われる授業が沢山あり、自分のやる気次第で環境科学研究科での自身の成長は無限に広がると思います。 本研究科には国籍や学部で学んできた専攻など、様々なバッググラウンドを持った学生がいるからこそ、自分の経験にとらわれず、興味を持った方は気軽に足を運んでみてください!

※取材日:2016年1月4日

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