在学生の声

プロフィール

林 航太郎

環境科学研究科を選んだ理由は?

 小さい頃から、環境問題に興味があり、それに関わるような研究をしたいと考えていました。様々な環境問題がある中で、私は、「水」の問題が非常に深刻になっていることを知りました。そのため、学部時代に水処理の研究室を希望し、今の研究室に入ることが出来ました。就職する道もありましたが、「専門的な研究は今しか出来ない、学生生活はもう2度やって来ない」と思い、進学を決めました。

現在どんな研究をしていますか?

 水からCsを除去し、濃縮する研究を行っています。福島第一原発事故により放出したCsの除染は、喫緊な課題となっています。また、Csは水に溶けやすいため、その水処理には一般的に粘土鉱物による吸着法を用いています。しかし、大量のスラッジが発生しまう問題があります。そのため、スラッジ量を減らす新たな除去方法として、イオン会合体による濃縮法の利用を考えました。これは、水相にイオン会合体である適当な2つの有機物質を入れることで、水相から新たな相を形成し、その相へ目的の物質を濃縮する方法です。この手法によるCsの濃縮は報告されておらず、新規の濃縮技術で、従来の吸着法よりもスラッジ量が10分の1まで減らすことが期待出来ます。

将来の夢や目標を教えてください。

 将来の夢は、「環境に優しい、新しいものを開発する」ことです。環境問題は、「技術」の発達によって発生したものです。そのため、環境問題を解決するためには、「技術」によって解決することが筋であると考えています。私は、Csの研究において、放射線に対する世界の情勢や人々の見解の変化を考慮しながら研究を行うことが大切であると感じました。従って、環境に優しい技術を開発するためには、問題に対してしっかり向き合い続けることが重要であると思います。

今後、環境科学研究科を目指す方にメッセージをお願いします。

 研究内容も重要ですが、それ以上にそれぞれの研究室の雰囲気が、自分に合っているかどうかが大事です。その雰囲気を感じるためには、実際に研究室を訪問することだと思います。私が、この研究室を決めた一番の理由は、先生や先輩の雰囲気がすごく良かったためで、研究室に入った後もそれは変わらず、今も楽しく研究生活を送れています。ホームページだと分からないこともたくさんあるので、ぜひ積極的に研究室に行ってみてください。そして、自分の合う研究室が環境科学研究科であれば、ぜひ来て欲しいと思います。

※取材日:2014年2月27日

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