東北大学大学院環境科学研究科 〒980-8579仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-20

入試情報

各コース紹介

地域環境・社会システム学コース(第1コース)

 今日の環境問題は、国内外の様々な地域において多様な形で現れています。そのような環境問題を解明するためには、 諸地域の地理・生態的環境と社会・文化環境を総合的に理解することが必要です。本コースでは、人と環境との関わりを総合的視点から解明し、 持続可能な発展を支える社会・文化システムの創成に関わる人材を養成します。具体的には、それぞれの地域における地理的条件や政治・経済制度、 社会と文化、歴史と思想、そしてそれらと自然条件との相互作用を理解します。また、環境・開発政策がもたらす社会への影響を客観的・批判的に検 討する方法を涵養する教育を行います。

特徴

 人文・社会科学から理学・工学に至る多様なカリキュラムが用意され、環境問題に対処するさまざまな視点や方法が習得できます。 また海外を含む具体的な地域(フィールド)で環境問題を考究する能力が養われます。修士論文や博士論文の作成にあたっては、 分野単位で多数のセミナーが用意されマンツーマンに近い形で丁寧な指導が受けられると同時に、コース内の異なる分野からの助言 を受ける機会も設けられ、広く社会で認められる成果を得ることができます。

地球システム・エネルギー学コース(第2コース)

 システムとしての地球環境とその変動のメカニズム、それに関わる地球規模の物質循環やエネルギー循環などのグローバルな地球環境に 関する専門基盤教育を行うともに、地圏、水圏、気圏からなる地球環境の計測技術、再生可能なクリーンエネルギーの利用技術、環境保全のた めの地殻システムの設計法などに関する専門教育を行います。地球科学や地球工学に基礎をおいて、地球環境に適合する社会基盤の構築や地球 との共生方法、またその科学的、技術的背景と発展について理解します。グローバルな視点から地球環境を考えるとともに、地域や個別の環境 破壊問題に対応できる実践力を身につける教育を行います。

特徴

 本コース独自の科目に加え、工学研究科機械・知能系、および理学研究科地球物理学専攻の開講の多様な科目群から、各自の興味と研究 内容にそくして高度な授業が選択できます。さらにインターンシップ制度が充実し、国内の著名会社のほか、修士課程においても海外イン ターンシップの道が開かれています。また、修士論文や博士論文作成の手助けとなる本コースのセミナーは、コース全教員が一丸となって 対応する体制が整えられており、さまざまな観点からの指摘と助言を受けて、ハイレベルの論文作成が行えます。

環境化学・生態学コース(第3コース)

 環境付加物質を排出しない化学反応を創製するための分子変換や反応設計に関わる技術、環境負荷物質を化学的に無毒処理するための高効率化学反応、 化学物質、化石燃料資源、バイオマスなどを効率的に資源化あるいは再資源化する技術、環境負荷物質を化学的にモニタリングする技術に関して、物理 化学や化学工学的な側面を含めて系統的な教育を行います。ま、生体内での各種化学プロセスや環境と生物機能の関わりを理解し応用するための環境生 命・生態学について教育を行います。

特徴

 本コースのカリキュラムは、工学研究科化学系3専攻とも密接な協力体制にあり、応用化学、化学工学、バイオ工学の専門的知識に基づいて環境問題 に立ち向かい、これを解決するための能力が養えるように組まれています。また、自己の研究に関連する学術論文や研究の中間成果を紹介し、討論す るコース全体でのセミナーが用意されています。インターンシップ研修では、国立環境研究所などで2週間程度の実習、研究活動が行われています。

物質・材料循環学コース(第4コース)

 工業製品およびその製造プロセスの環境負荷評価、環境に調和する材料製造プロセス、および環境調和型材料の機能発現に関する総合的な教育を行います。 環境負荷評価の教育では、工業製品の製造、使用、廃棄にわたる全ライフサイクルでの環境負荷を具体的に指し示すライフサイクル評価(LCA)を主に扱い、 材料製造プロセスの教育では物質・材料のリサイクル技術を中心として、現プロセスの問題分析から理想的な環境調和プロセスの設計までを受け持ち、機能 材料に関する教育では、環境保全や新エネルギー創出に重要な役割を果たす材料機能の設計に関する教育を行います。

特徴

 本コースのカリキュラムには、新しい環境技術、物質循環技術、環境関連の材料設計に対応する科目群がそろえられています。コースセミナーでは、各自 研究テーマ関連の論文集録(MC1)や、研究の中間報告を兼ねた内容(MC2,DC)の発表を行い、教員と学生による活発な討論がなされます。また国際的な学会や 集会での英語による発表に対応できるような教育が意図されています。国内外の企業や研究所で実習・研究を行なうインターンシップ研修への積極的な参加 を推奨しています。

サステイナブル環境学国際コース(第5コース)

 本コースは平成21 年度に設置された新しい教育コースであり、主として留学生を対象としています。そのため、講義は全て英語で行われます。 本コースでは、地域諸社会の発展と環境に関する諸問題の複合的な構造を理解し、その解決に向けて、技術理解力、技術デザイン力、社会構築力 および国際性を備え、企画・政策立案で地域の自然資源、生態系の利用者集団、全国的・国際的NGO/NPO の間の協同管理や調整を担える環境サス テナブルディレクターの養成を目指した教育を行います。

特徴

 本コースの特徴は、講義は全て英語で開講され、かつ環境に関する自然科学・人文社会学に関する幅広いカリキュラムとなってい ることです。そのため、自然科学のみならず人文社会学を専攻した学生でも柔軟に単位を履修することができるようになっています。 前期2 年の課程では、共通科目A、B および様々な自然科学・社会科学に関する専門科目・専門基盤科目を通して環境に関する 諸問題の複合的な構造に対する理解力を身に付けることができます。後期3 年の課程では、特に新設した科目はありませんが、工 学研究科が既に実施している留学生特別コースの講義を利用することにより、学際的な知識を学ぶことができるようになっています。

環境政策技術マネジメントコース(第6コース)

 地球環境問題のグローバル化、複雑化、深刻化に伴い、企業や行政等を取り巻く環境的・社会的制約条件が今大きく変 化しています。このような時代に、経営戦略の策定、環境政策、施策の立案に関し、鳥瞰的な視点を持ち指導的な役割を 果たす人材が不可欠ですが、日本では決定的に不足しています。本コースでは、鳥瞰図的な視座を持ち、トップダウンで ビジネスシステムを描くことができる即実践型人材の育成を目的に効果的なカリキュラムが準備されています。本コース では、今後ますます厳しくなる環境制約の中で、豊富な知見を基盤に最適なソリューションを見出す能力、さらには高度 なマネジメント能力を身につけた人材育成を目指します。

特徴

 本コースは学生だけでなく、広く社会人に門戸が開かれています。e-learning の活用と2ヶ月に一回程度の集中講義との組み合 わせにより、在職のままでも2年間で修士課程を修了可能です。講義は各分野の第一線で活躍する講師により、最先端知識を 習得し、実践的なノウハウを身につけることができます。また修得した知識やノウハウをビジネスシステム創出につなげるため、 本コースではOJT, PSS といった独自の実践プログラムを備えています。これらによって、環境を基盤としたビジネス戦略、政策 を立案し、その実現に向けた即実践型環境リーダーに必要な能力とスキルを身につけることが可能です。